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クロスガード (X-Guard) で走りのバリエーションが広がる

IRC

July.28 2023/Talk:Koji Yamada (IRC)

トラブルを防ぐ選択肢「クロスガード(X-GUARD)」

チューブレスタイヤをシクロクロスに投入して数年で、だんだんと浸透し、コンディションに合わせてすぐに取り替えられるということで、多くの方に使って頂けるようになりました。シーズン中にパンクをしたら翌週のレースまでに直さないといけないですよね。チューブレスタイヤでしたらポンとはめればいいわけですから、そういうところが受け入れられているのかなと思います。

コースの路面や特性、ライダーの体重やテクニックと様々な場所で多くの方が使われる中で、パンクの声も一部から聞きました。本来のチューブレスの良さである「低圧にしても走れる」とか「ビードが落ちない」というメリットがある一方で、リム打ちパンクをしたりですとか、タイヤのサイドを切るといったトラブルが目立ってきたということで、耐パンク性の高いバージョンを作ろうということになりました。

そして誕生したのが、「クロスガード(X−GUARD)」という耐パンク性の高いモデルです。3パターン(SERAC CX TLR / SERAC CX EDGE TLR / SERAC CX MUD TLR)全て、通常モデルとクロスガードモデルがあります。コース中のパンクしやすいところを避けて走るのが難しい場面などで、機材が少しでも助けになればいいかなと思います。またこの耐パンクモデルは特に体重70kg以上の方に、その剛性の高さからおすすめできます。

「耐パンク性の高さが走りを変える」クロスガード(X-Guard)

「耐パンク性の高さが走りを変える」クロスガード(X-Guard)

耐パンク性を高めることで、パンクしにくくなったということと、走行性能がアップしたということの、2つの性能向上があげられます。具体的にいうと、ビードからビードまで強度が高いメッシュ状のガード素材を入れています。切れにくいのでたとえリム打ちをしても、パンクはしにくくなります。

実際シクロクロスの競技においては、耐パンクのベルトが入ったことでタイヤの剛性が上がっていますので、さらにもう少し低圧にすることができたりしますし、コーナーリング中にタイヤがヨレにくくなって、より走りやすくなっています。
例えばリム打ちが心配なコースでは、フロントはこれまでのノーマルのままで、リアだけクロスガードにする、といった使い方もできます。同じブロックパターンで、ノーマルとクロスガードのどちらでも選んで使うことができるからこそのセッティングです。

クロスガードになることで60g増えるんですが、重量が増えることをきらってノーマルを使う方もいらっしゃいますし、しなやかさが少なくなったということでノーマルを選ぶ方もいらっしゃいます。

一方で先ほども出ましたが、剛性が上がったことで、空気圧を下げられるのでクロスガードを選ぶ方もいたりして、選択肢の幅が広がったと言えるでしょう。

iRCのロード用タイヤでアスピーテというクリンチャータイヤがあるのですが、ここで最初に耐パンク性のある材料、技術を使いました。非常にパンクが少ないということで、プロのロードチームに供給させて頂いているのですが、クロスガードは実績に裏付けられていますので、シクロクロスタイヤにおいても自信を持ってパンクが少ないですよと言うことができます!

「様々に使える組み合わせの自由度」

シクロクロス用チューブレスレディタイヤ

シクロクロス用チューブレスレディタイヤは3種類のパターンがあり、3パターン×2種類(通常/耐パンク仕様)で6モデルからチョイス可能です。これにより、組み合わせの自由度はかなり幅広いと思います。

例えば、マウンテンバイクの経験者がシクロクロスのレースに参加される場合、少しタイヤに頼るような走り方もされるかと思います。車体を大きく傾けて、地形の細かな変化をねらって車体を当てていくような。中には、マッド用のタイヤのノブが高いので、フロントにマッドを付けて、リアにエッジという組み合わせにする人もいます。リアは多少滑っても直線スピードを生かしたい。でもフロントは旋回性をしっかりとしてグリップさせたいということでそのような組み合わせにしたりするようです。
同じコースでレースをするにしても、前後エッジの人もいれば、前マッド後エッジの人もいたり、前後ノーマルの人もいたり、選手たちが何を考えているのか、タイヤを見ると分かることも多いですね。

レースだけじゃなく、ちょっとしたトレイルなんかもいいですよ。レース会場では出ない下りのスピードも、クロスガードであれば多少のリム打ちも大丈夫だったりしますし、マッドはノーマルに比べてブロックの長さが全体的に0.5mm高いので結構遊べます。エッジは高めの空気圧にすると普通の舗装路を走る時も転がりが軽めですね。エッジのパターンはどんな路面でも走れますから、サイクリングイベントや、グラベルライドなんかにもおすすめです。チューブレスならではの転がり抵抗の小ささとかを感じられる、乗っていて楽しいタイヤです!

シクロクロスシーズンが終わると、皆さんロードの自転車に乗り換えると思いますが、タイヤの選択次第では、シクロクロスの自転車を1年通して使うこともできると思いますよ。

チューブレスレディタイヤの総合力を底上げする救世主「INNER SAVER AIR INSERT」

シクロクロス用タイヤインサート「INNER SAVER AIR INSERT」

2022年、iRC TIREから遂にシクロクロス用タイヤインサートがリリースされました。

従来では、低圧にするとシングルトラックでタイヤがヨレすぎて攻められない、タイムロスをする、などのことがあったかと思いますが、もう安心です。
40gという重量ながら、このタイヤインサートを装着すると、タイヤの全体的な剛性感を底上げされ、低圧のセッティングでもタイヤのヨレを抑制し、走ることができるようになります。

また、完全にパンクした際でも、ピットまではなんとか走って帰ることができますので、リザルト低下も最小限に抑えることができます。
パンクリスクの高いコースや、砂など滑りやすいコースにおすすめです。
リアタイヤだけにインナーセーバーを装着するのもアリですね。

セッティングの幅をさらに広げるツールとして、低圧が求められるコースセッティングに特におすすめです。

※リムは内幅が広めのリムの使用を推奨しております。(19mm以上)
※ビードが落ちにくい場合は、モーターサイクル用のビードブレーカーの使用などもこ検討ください。

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シクロクロス用タイヤインサート「INNER SAVER AIR INSERT」の詳細は下記のリンクからご覧ください!
INNER SAVER AIR INSERT

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