2024-2025シーズンはここが変わる!!
2024.07.30
AJOCC公認のシクロクロス大会で適用される競技規則を改正しました。2024-2025版では以前と比べてどこが変わったのか、この記事で詳しく解説します。
実力別エリートの昇格基準の改正
男子実力別エリートのME2について、昇格できる人数を見直します。
・出走0~9名:昇格なし(変更なし)
・出走10~29名:昇格1名(変更なし)
・出走30~49名:昇格2名(←1~2名)
・出走50名~:昇格3名(←2名)
(出走5~9名の場合、シリーズ2勝で特例昇格)
実力別エリートの残留基準の改正
男子実力別エリートのME1~ME3について、残留基準の人数を見直します。
・ME1:225位(変更なし)
・ME2:250位(←275位)
・ME3:300位(←325位)
実力別マスターズの残留基準はポイント数に
男子実力別マスターズのMM1・MM2について、残留基準をこれまでの人数方式ではなくポイント数方式とします。
・MM1:80点(←175位)
・MM2:40点(←200位)
この点数は、2023-2024シーズンのAJOCCランキングでの獲得ポイントを参考に設定されており、この変更によって特に厳しくなったり緩くなったりといったことはありません。
関東地方の主催者間での申し合わせにより、2024-2025シーズンの関東地方のほとんどの大会では、マスターズについて、これまでのMM1+年齢別ではなく、完全な年齢別のカテゴリー分けで実施する方針となりました。
したがって、全国版の実力別マスターズのランキングに載る人数が大きく変わることが推測されることから、残留基準を人数ではなくポイント数とすることになりました。
JCXシリーズランキングのポイントは全戦合計に
AJOCC JCXシリーズランキングについて、ポイントは全戦合計となります。これにより、シーズン終盤まで順位の変動が起きるようになります。
また、JCFシクロクロス部会との申し合わせにより、JCXランキングとJCFランキングのポイント表は同じものになりました。
ただし、JCXランキングは新シーズンの初戦から加算が始まる「シーズンランキング」、JCFランキングは先シーズンも含めた特定のポイントを加算する「ローリングランキング」となります。これは、それぞれシーズン表彰のため、招集順のためと、目的が異なるため別のままとしています。
しかし、シクロクロスシーズン終了時にはどちらも同じ順位表となります。これにより最終戦でシーズン表彰が実施されます。
そのわかりやすさを優先するため、2024-2025シーズンは、JCF主催の全日本選手権について、JCXシリーズではありませんがJCXランキングに所定数のポイントを加算することとします。
JCXシリーズでのマスターズの出走資格の統一
JCXシリーズ主催者間での申し合わせにより、JCF公認たるJCXシリーズレースにおいては、マスターズをJCF主催の全日本選手権と同様の年齢別での実施とします。また、その出走資格についても全日本選手権と同様とします。
すなわち、JCXでないAJOCC公認レースでエリート(ME1~ME4・WE1~WE3)に出走している選手でも、JCXシリーズレースに限り、年齢別マスターズ(MM35~MM60・WM)に出走することが可能です。
一方、JCXでないAJOCC公認レースでマスターズ(MM1~MM3・MM35~MM60・WM)に出走している選手は、JCXシリーズレースのエリート(ME1・WE1)には出走できません。
これまで通りJCXでないAJOCC公認レースで、同一シーズンにエリート系統・マスターズ系統を行き来して出走することはできません。
また、JCXシリーズレースで、同一シーズンにエリート系統・マスターズ系統を行き来して出走することはできなくなります。
AJOCCランキングポイント表の改正
AJOCCポイントについて、40名以上出走時およびJCX時ともに、61位以降の獲得ポイントはなくなります。
各大会からのお知らせもご覧ください
AJOCC競技規則および申し合わせはあくまで原則を定めたものです。各大会に参加される際は、それぞれの主催者からのお知らせもあわせてご確認ください。