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第29回全日本選手権2日目 男子・女子エリート アンダーカテゴリー

2024年1月14日 栃木県宇都宮市 道の駅うつのみやろまんちっく村

2024年1月14日 栃木県宇都宮市 道の駅うつのみやろまんちっく村 

アンダーカテゴリーは時差発走。このクラスはみんな跳ぶぞ。

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男子 U15

昨日の吹雪は通り過ぎ、芝の凍った路面は乗りやすい。このあとのエリートカテゴリーで苦労する斜面も荷重をかけて全乗車できる。

伊藤選手が終始独走で勝利した。

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1    伊藤 隆聖    Sonic-Racing    21:05.40
2    郷津 輝    Dream Seeker Jr. Racing Team    0:20
3    飯島 大也    0    0:38


女子 U15

ここは最後まで分からなかった。齋藤選手の最終回での逆転勝利。

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1    齋藤 結陽    Limited Team 846    24:17.80
2    皆木 海音    AVENTURA VICTORIA RACING    0:05
3    野口 依央    0    1:08


男子 U17


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ここも最後まで逃げ切るか、2人がキャッチするかとハラハラだったが、山田選手逃げ切った。
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1    山田 駿太郎    TEAM GRM    20:45.70
2    中仙道 侑毅    ATHLETE FARM MTB CLUB    0:07
3    三上 将醐    アスリチューン・CORAGGIO KAWANISHI U-19    0:17

女子 U17

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「女子先頭が来まーす。男子空けてくださーい」審判に言われる。
時差出走の男子を蹴散らかして日吉選手 圧勝。 U15から続いて3連覇だ。

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1    日吉 彩華    Teamまるいち    20:50.00
2    綱嶋 凛々音    TEAM GRM    2:03
3    小林 碧    ProRide    2:33


男子ジュニア

ここは成田選手の圧勝。 野嵜選手が追いついて、離されて、追いついて離されて。

野嵜選手がプレッシャーを与えられる間は成田選手は繰り返し失敗をした。

成田選手は独走態勢になると初め降りていた障害板も乗車で越え、マイペース。そのマイペースが速い。

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1    成田 光志    学校法人石川高等学校    40:21.70
2    野嵜 然新    弱虫ペダルサイクリングチーム    0:50
3    松井 颯良    Sonic-Racing    2:20

女子ジュニア

足元にあるのは優勝者に贈られる栃木米。お姉さんがよいしょと手渡す。
日吉選手はアンダーカテゴリーから始まり3回目。ジュニア連覇。とてもとても強いが、みなさん挑戦してほしい。

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1    日吉 愛華    Teamまるいち    37:04.00
2    西原 夕華    北桑田高校    1:43

男子 U23

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この1週間、寡黙で、食べ物がのどを通らないほど苦しんだ。みんなからお前が本命だと言われても、あいつはすごいと分かってる。このシーズンで一番みじめに負けるかもしれない、そのくらいこの日が怖かった。

自分らしくない、スタートの遅れ。見えてる距離のちょっとの遅れが自分も限界で詰められない。

勝ったのは副島選手。張り詰めた空気の中で、一人、「キャッホー」という声が聞こえるかのような走り。それも力で引き離す圧勝。柚木選手も鈴木選手も、そして4位の高橋選手も皆アンダーカテゴリーで勝って登って来た。

おちゃらけたポーズでフィニッシュしたが、緊張が切れると涙が止まらなくなった。、

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1    副島 達海    大阪産業大学    53:39.60
2    柚木 伸元    日本大学    0:36
3    鈴木 来人    OnebyESU-ICV    1:03

女子 エリート

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小林選手と石田選手のマッチレース。路面が滑り始め、小林選手がリードしても失敗して追いつかれることを繰り返した。

渡部選手は昨年に続き、技術的なセクションで大きく後退した。教える人が教えれば解決できるもので、ただもったいない。

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1    小林 あか里    弱虫ペダルサイクリングチーム    46:11.90
2    石田 唯    0    0:09
3    渡部 春雅    明治大学    1:49

男子エリート

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昼になると、凍っていた路面は溶けて再氷結した。アンダーカテゴリーが乗車でクリアーできていた斜面が乗れなくなり、滑落、チェーン落ちが大事な場面で起きるようになった。

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沢田選手、織田選手、竹内選手の3人で試合は始まったが、チェーンが落ちた沢田選手の脇をするりと下り織田選手の独走が始まった。あせる沢田選手の脇を大勢の選手が通り抜けていき順番を下げたが、必死に追走の先頭まで、復帰した。

皆がはいつくばって登る滑斜面だが、V(ユウ)ターンで跳ね返って全乗車でクリアーする選手もいた。誰にもない経験と技術、発想だ。

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織田選手 連覇。

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1    織田 聖    弱虫ペダルサイクリングチーム    58:27.80
2    沢田 時    宇都宮ブリッツェン    1:40
3    竹内 遼    GHISALLO RACING    2:05
結果
https://data.cyclocross.jp/meet/JPN-234-002

なお、この表彰式の後、JCFより、2024-2025シーズンの全日本選手権はここ、宇都宮で12月14-15日に行われることが発表された。

文責 CCM岡本
帰り道は、晴天だった。東北道を南下するときは、細い月と富士山がずっと正面に見えていた。あそこが帰るところだ。

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