海外を思わせるキャンバー地獄は沢田時が制する

12月20・21日に前回に続いて二日開催となった関西シクロクロス第7戦は、滋賀県草津市にある琵琶湖に突き出た烏丸半島で行われた。広い芝生エリアとそこへ登るキャンバー区間は、コースデザインをした海外でのシクロクロス経験が豊富な三船氏が、ワールドカップ「ゾルダー」のコースをイメージした。冬の霜で濡れ、路面は泥で滑り易い状況となった。シクロクロス特有の自転車を担ぐというテクニックがポイントとなった。

海外を彷彿とさせるコースレイアウト

C1は沢田時（ブリヂストン・アンカー）が地元レースという場で終始トップを譲らず快走しての勝利。二番手争いは後方からスタートした前田公平（BIORACER OFFROAD TEAM）が先行をぐんぐん抜き去り、島田真琴（シマノドリンキング）との争いを制して2位を獲得するという速さをみせつけた。

トップを譲らずレースを制した沢田時（ブリヂストン・アンカー）

キャンバー区間を担ぐ沢田時（ブリヂストン・アンカー）・後方スタートながら2位となった前田公平（BIORACER OFFROAD TEAM）

ジュニアながらもでC1選手を走る竹内遼（WESTBERG/ProRide）・C1表彰　左から前田公平（BIORACER OFFROAD TEAM）・沢田 時（チームブリヂストンアンカー）・島田 真琴（シマノドリンキング）

CL1は宮内佐季子（Team CHAINRING）が連勝、CM1は藤井修（きゅうべえsports）・水谷拓也（BUCYO COFFEE CLT）・羽鳥和重（cycle club 3UP）の三つ巴となり、競い合いは羽鳥が抜け出して関西シクロクロスを初めて制した。

CL1は宮内佐季子（Team CHAINRING）の勝利・CL1表彰　左から三浦 涼香（桜花学園）・宮内 佐季子（Team CHAINRING）・埜真 賢美（川崎医療福祉大学）

CM1は三つ巴の戦いを羽鳥和重（cycleclub 3UP）が制した・CM1表彰　左から水谷 拓也（BUCYO COFFEE CLT）・羽鳥 和重（cycleclub 3UP）・藤井 修（きゅうべえsports）

C1結果（11周）
1位　沢田 時（チームブリヂストンアンカー）01時間00分18秒
2位　前田 公平（BIORACER OFFROAD TEAM）＋40秒
3位　島田 真琴（シマノドリンキング）＋01分21
4位　中井 路雅（京都産業大学）＋02分29秒
5位　木村 吉秀（JPST MASSA ANDEX）＋02分44秒
6位　門田 基志（TEAM GIANT）＋03分14秒
7位　村田 憲治（tacurino.net）＋04分02秒
8位　久保 伸次（岩井商会レーシング）＋04分47秒
9位　菅原 成典（八ヶ岳CYCLOCROSS CLUB）＋04分55秒
10位　松本 哲（グランデパール播磨）＋05分09秒

CL1結果（6周）
1位　宮内 佐季子（Team CHAINRING）40分07秒
2位　三浦 涼香（桜花学園）＋02分31秒
3位　埜真 賢美（川崎医療福祉大学）＋04分40秒
4位　上田 順子（関西ダム部／獣遊）＋05分05秒
5位　平田 千枝（まほロバＲＣ）＋05分48秒

CM1結果（7周）
1位　羽鳥 和重（cycleclub 3UP）42分9秒
2位　水谷 拓也（BUCYO COFFEE CLT）＋09秒
3位　藤井 修（きゅうべえsports）＋20秒
4位　三船 雅彦 ＋32秒
5位　景山 昭宏（(有）村上建具）＋03秒