UCI,JCFシクロクロス規則改訂点解説
2014.10.11
シクロクロス規則 2014シーズン変更点概要
今季シクロクロス規則の改定がありました。混走の試合の扱いの整備とマスターズ世界選手権が規則に盛り込まれた点が大きなことです。ご一読ください。
http://jcf.or.jp/wp2012/wp-content/uploads/downloads/2014/06/05_Cyclo_Cross_140616.pdf
5.1.001
男子U23とエリートの混走では全員が男子エリートとして扱うこと。成績を分けない。U23選手が勝者であるときはその選手がエリートタイトルである。
女子ユースは15歳以下のことでなく、女子ジュニアと女子U23のことである。
マスターズ世界選手権参加者のために国内連盟は保険のついたワンデイライセンスを発行すること。
5.1.008
大会前の公式練習日も救護所を開けておきなさい。
5.1.020
スタートの直線は100メートルでなく150メートルにすること。
最初のカーブは90度以下でなければならない。Uターンは不可。
5.1.038
ピットは修理のための立ち寄りも許可です。(従来規定は交換しなければ失格です。いっぺん降車するのもだめです、昨年そう通達がありました。)
5.1.048
女子の試合は40分前後でなく、40分以上50分以内である。
大会競技順は1日で終える場合は次の順ですること
1 男子ジュニア
2 男子U23
3 女子
4 男子エリート
5.3.006
UCIランキング上位50位までの選手は、ワールドカップ参加資格を持つ。50位までの選手をエントリーさせた連盟は8人エントリーできる。
5.4.001
ワンデイの国際ライセンスを連盟は作りなさいという規則を作りましたので、マスターズ世界選手権参加者は国際ライセンスを持ってきてください。
5.4.002
連盟から機材、ユニフォームの支援がないときでも、マスターズ世界選手権参加者も各国代表である。自分たちのものを使って頑張って参加してください。
5.4.003
マスターズ世界選手権の情報はJCFを介するのでなく、各自で主催者やUCIのウエブサイトを見てください。
5.4.004
マスターズ世界選手権は30歳以上5歳ごとの年齢区分で行われる。6名未満である場合はまとめて競技を行うが、タイトルは始めに決めた年齢区分ごとに参加者がひとりであっても授与する。
解説
U23の選手がエリートとの混走でワリを食っていたのが解消されました。国内ランキングもU23を別のテーブルにあてはめることはなくす必要があります。
ユースは従来ジュニアの下の年齢を指していましたので、新語は混乱を生じる心配があります。UCI用語ですが、状況で使い分けが必要です。
スタート最初のカーブをヘアピンにしてはいけない規定ですが、90度と180度のふたつ基準が盛り込まれました。これでは90度の基準は、なし崩しになってしまう心配があります。
マスターズ大会条項が大きいです。